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まな板の材料について
業務用まな板の御三家は、柳、朴(ほお)、銀杏(いちょう)です。
理由は、
@適度な柔らかさがあり包丁のあたりが良く、減りが少ない。
A匂いが無いので素材に味の邪魔をしない。
だそうです。
値段的には柳がいちばん高価で、銀杏、朴と続きます。
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材 | 特徴 |
ねこ柳 |
まな板としては最高の素材。
柳の木のの持つ弾力性、柔軟性、耐久力は、まな板の素材として最適。
手入れ怠らず大事に使えば20〜30年ほど使える一生もの。
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榧(かや) |
目が美しく光沢ある淡黄色あるため碁盤の材料として有名。
水や湿気に対して腐りにくい。
国内の榧は絶滅状態にあり大変希少・・・要するに高価。
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朴(ほお) |
刃当たりが良い。
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銀杏 |
抗菌・抗カビ性に優れ、衛生的。
油味があるため、水はけがよく匂いが残らない。
輪の冬目と夏目が均一で材質が柔らかく復元力があるため深い傷が付きにくい。
軽いので扱いやすい。
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合成樹脂、ゴムのまな板
最近は保健所がうるさく、
「生食用のまな板は合成樹脂を使用せよ」
とのお達しが出ている地域が有るようです。
これは、木製の場合は水分を含んでいるため、包丁の傷などで細菌が繁殖しやすいかららしいです。
ただ、プロの包丁人からは人気が無いのも事実。
刃当たりが良くないのもあるでしょうが、サシミを合成樹脂のまな板で切るのはカッコつかないですよねぇ。
だから、魚を下ろすのは合成樹脂を使っても、
客の目の前でサシミを切る場合は木製をつかってる場合も多々あるようです。
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木のまな板の管理(メンテナンス)
使用後は、よく水洗い(洗剤使用可)して乾いた布で水気を拭き取り、
直射日光の当たらない風通しのいい所で乾かしてください。
まずは細菌を繁殖させないことがイチバン!!。
木のまな板が黒ずむのは原因は、繁殖した細菌の死骸のため。
板を水洗いした後は、乾いた布巾で水気を拭き取ること。
風や日光にあてるより、から拭きの方が効果があるらしい。
日光にあてても殺菌効果はあまりなく、木のためには良くありませんので陰干しの方が良いです。
熱湯殺菌という手もありますが、温度が80度以下では板が温まり細菌がかえって喜ぶだけです。
食洗機、乾燥機もダメ。
黒ずみには台所用の漂白剤を使います。
漂白剤を3〜5倍に薄め、布巾に含ませて一晩覆っておき、その後に塩で洗う。
塩は害が無いので、こまめに塩(粗塩)で洗って(研いて)おくとよいでしょう。
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木製まな板の匂いについて
個人の感覚にもよりますが、木製のひのき(檜/桧)のまな板の(購入直後)新品の匂いは、
かなりキツイ感じがします。
悪い匂いではなく、木のとても良い匂いなのですが・・・・。
しかし、この匂いはしだいに抜けていきます。
完全には抜け切れませんが、気になるような匂いでは有りません。
「青森ひばまな板」のお試しサイズを購入してみましたが、
さすがに直後は匂いがキツかったですが、
2週間ほど放置しておいたら、ほとんど匂いは抜けてしまいました。
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私は・・・
これは材木関連の仕事をしている友人から頂いた、建材用の檜の切れっ端。
サイズは、縦横が20p×50p、厚さ3cmとデカイ物です。
かなり使い込んでいますので、匂いはほとんど抜けています。
少し反ってきたのでカンナをかけてやらないと・・・。
愛用の俎板です。
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刃傷だらけ、節もあります、反ってもいます。 でも・・大事な相棒です
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これは青森ヒバまな板のミニサイズで横23p×縦11p厚さ1pのお試し品。
送られてきた直後はかなりキツイ匂い(イヤな匂いでは無い)でしたが、
3週間ほど放置しておいたら、かなり匂わなくなってきました。
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かなり小さいめですが、
スーパーで買ってきた短冊の刺身を切ったり刺身を直に盛り付けたりと
重宝しています。
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これは青森ヒバまな板の横60p×縦30p厚さ3.3pと、とてもデカイまな板です。
ヒノキ系の良い匂い(香り)がしますが、
刺身に匂いが移るのはイヤなため少し放置しておきました。
分厚いので、汚れてきたらカンナをかけてやります。
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包丁に優しいのでとても気に入っております
同サイズの木曽檜まな板の半額程度で買えます。
上の檜より少し柔らかいようです。
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大きめの木製のまな板が欲しかったので、調べました。
よろしければ参考にしてください。
内容が間違っていたらコメンナサイです。
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