魔王の味噌作り
手作り味噌入門



毎年、2〜3桶作っています。

私は名古屋人ですが、
この味噌は名古屋名物の豆味噌と違い米味噌です。

豆味噌は仕込んでから食するまでに2年ほどかかるので、
家庭で作るのには向いていません。

福井にある味噌屋さん「米五」さんより通販で材料を買い、
また指導も受けています。


通販で、味噌作りセットを購入しています。

仕込みは1月〜2月の寒い時期が良いそうです。
桶有りと桶無しが選択出来ます。
粗塩、国産大豆、米麹がセットになっています。

北海道産大粒大豆 1.3kg
米こうじ 1.5kg(500gX3個)
天日塩 1kg

出来あがりは、約5.3kgになります。
当然ですが、解説書も。
まずは大豆を洗い、一昼夜おきます。
よく水分を吸わせないと、失敗します。
次に大豆をコトコトと煮込みます。
煮込む時間は大豆がどれだけ水を吸ってるかで決まります。
だいたい4〜6時間程度。
大豆を1個とり、皿に乗せ小指で軽く押しつぶせたら煮込みOK。

大豆の煮汁を500tほどとっておきます。

07年、でかい圧力鍋を買いました。
煮込み時間が数十分で済みます。

塩切りを作ります。

麹と塩をよく混ぜておきます。
この作業は大豆が煮あがる少し前に行います。

麹1.5sに塩700gを混ぜますが、
1割残して630g混ぜます。
煮た大豆をすりつぶします。

すり鉢でつぶすとか、ビニール袋に入れて叩くつぶすとか方法は有りますが
なぜか私はミンサーを持っていますので、これを使っています。
塩きりとつぶした大豆をよく混ぜます。
この時に煮汁500〜600tを混ぜます。
先ほど残した塩70gのうち、1割程度残して煮汁に混ぜておきます。

大豆は人肌程度に冷やす必要が有りますが、すり鉢している間に勝手に冷えます。
そして桶に入れます。
桶は35°以上の焼酎で消毒をしておきます。

塩きりとつぶした大豆をよく混ぜた物をソフトボール程度の大きさに丸めます。
これを桶に投げ込みます。
これは空気を抜くためです。
空気が入るとカビが発生しやすくなるからです。
すべて投げ込んだら、手の平で押して空気を抜きながら表面を平らにします。

残した塩、7gを桶に接するまわりに塩をまきます。
これは、この箇所が空気に触れ易いのでカビが発生するのを防ぐためです。
表面をラップし、空気に触れないようにし、落としフタをすれ終了。
オモシ(1.2〜1.8s)を乗せます。

これは川で拾ってきた石です。
もちろん、煮沸消毒をきっちり行っています。
新聞紙で覆い、まわりをヒモできつく縛ります。
これでフタをして終了。

あとは夏に一度だけ切り返しを行い、初冬に出来上がります。
なぜか、こんなデカイ鍋が我家には有ります。

この味噌、とても美味しいですよ。
自分で作った味噌で作った味噌汁は最高!!、美味い。


創業天保2年 永平寺御用達 米五のみそ


手造り味噌セット(桶付)手造り味噌セット(段)
手造り味噌 仕込み味噌(桶あり)手造り味噌 仕込み味噌(桶なし)
※仕込み味噌とは※
大豆を煮て麹と混ぜたものです。
あとは桶に詰めて重石を乗せるだけ。

ちなみに私は
『大本山永平寺御用達 株式会社 米五』さんより、「味噌作りセット」を購入し
作っています。