波高(有義波高)
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波高
波浪予報などで使われている波高(波の高さ)は、有義波高と呼ばれる波の高さです。
これは、ある点を連続的に通過する波を観測したとき、
波高を高い順に並べ直して全体の1/3までの波の高さを平均した値です。
目視で観測される波高はほぼ有義波高に等しいと言われており、
一般に波高と言う場合には有義波高を指しています。
一発大波
同じような波の状態が続くとき、100波に1波は有義波高の1.5倍、
1000波に1波は2倍近い巨大波が出現します。
この巨大波のことを「一発大波」などとも言います。
確率としては小さいのですが、台風によるしけが長引くほど巨大波が出現する危険性が増す
(2倍の波は2時間に1波程度)わけで十分な注意が必要です。
台風が接近している時はもちろん、台風に先行してやってくる「土用波」
のようなうねりに対しても同じことが言え、注意が必要です。
しけ
気象庁では波の高さを説明する際には,4mから6mの波を「しけ」、
6mから9mの波を「大しけ」、さらにそれ以上の高い波を「猛烈なしけ」と呼んでいます。
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台風と波
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高潮と波の重なり
南に開いた湾の場合は台風が西側を北上すると南風が吹き続けますので、
特に高潮が発生しやすくなります。
それに加えて暴風によって発生した高い波浪が沖から打ち寄せ、海面は一層高くなります。
一方、台風が東側を北上すると,北風となるため海岸付近では風浪は小さいものの、
少し沖へ出れば風浪は高くなります。
このとき、南からのうねりがあると、お互いにぶつかり合って複雑な波が発生しやすくなります。
うねり
昔から、夏から秋にかけて太平洋に面した海岸に押し寄せる高い波(うねり)を
「土用波」と呼んでいます。
この時期の台風が太平洋高気圧の周りを廻ってから日本に近づくので、
その前にうねりの方が早く日本にやってくることを言ったものです。
台風が近づくと、高波にさらわれる事故が毎年発生しています。
台風接近時には海岸を突然大波が襲うことは珍しくありません。
このようなときにはむやみに海岸へ近づかないのが賢明です。
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