魔王スペシャルスルメ


知多出船のスルメイカ用に作りました。
お盆過ぎの胴長30p前後のものが3〜5杯かかっても
ビクともしないサオを作ろうと思います。

以下は、その製作工程です。

<2003年 1月13日更新>




実釣中の魔王スペシャル・スルメ




材料
高密度グラスソリッド BSH130 ¥7040
ガイド 通常の船用ガイド、DBガイド併用 ¥6040
脱着式パイプシート フジDPS−LBD20 ¥1850
アーバーLBD20−13 ¥500
グリップ(前) EVAフォア(前)PST13A12ブラック ¥740
ストレートグリップ OS17 ¥1240
パットキャップ フジBRC−22.0 ¥200
グラスパッドパイプ BPG−LBD20 ¥1690


塗料
下塗り用塗料 SOFT99ボディペン・パールマイカ
(トヨタ用042)¥1180
下塗り用クリア SOFT99ボディペン・クリア
塗料上塗り用 ¥980


コーティング
エポキシコーティング剤 デュラグロス
 2ozボトル ¥2190
うすめ液 エポキシうすめ液
 100cc ¥450


消耗品
接着剤 『クイック30』
エポキシ系2液ボンド
リールシート、グリップの接着
   
 


@高密度グラスソリッド(ブランク)の処理
高密度グラスソリッドは下手に削ったりするとバラバラに分解する可能性が有るとのことで、 買ってきたままで、何も下処理をしませんでした。

Aブランクの下地塗り
車の塗装の補修用スプレーを使用。
車の補修用ペイントで 90度毎に番号を書いて
作業台にロッドキーパーをセットし、そこにブランクをセットして塗装します。

ブランクに数字(1〜4)が書いてあるのは、塗装した面(場所)をわかりやすくするためです。
90度毎にスプレーを吹きつけ、それを4回転させます。
また、あらかじめ前グリップがどのあたりまで来るかを印をつけておきます。 グリップで隠れる箇所をキレイに塗装しても仕方ないですから・・・。

新聞紙がぶら下がってるのは、スプレーの飛散を防ぐためです。
実際にスプレーする時は、左手で新聞紙を持ち、スプレーしてるすぐ後ろに新聞紙が来るようにし 飛散を防ぎます。

その後、塗装が乾いてからクリアを塗ります。
これは、仕上げのエポキシ系コーティング剤を塗ったときに塗装が溶け出さないようにするためです。
正確に言うと、エポキシでコーティングが溶けても、クリアが溶けるだけで止めるためです。
クリアは透明だから多少溶けても見栄えに影響しませんが、塗装の色が溶けて流れたら、 ちとまずいですね。

でも、屋外での作業は風の強い日は考えものです。
寒いのはガマンすればいいですが、ホコリが飛んできて塗装したてのブランクにくっついてしまいます。

Bガイドの下巻き、コーティング
まず、ガイドを取り付ける部分に下巻きをします。
下巻きの始点と終点にマスキングテープでを巻きます。
何番目のガイドの上側・下側と記しておくとわかりやすい。

スレッドを巻きます。(下巻き)
青色で巻きましたが途中で「ピンク」に変えました。

巻き上がったらエポキシでコーティングします。
ガイドを付けてからコーティングしてもかまいませんが、 ガイドの足にスレッドを巻いている時に下巻きのスレッドがズレたりすると、 足に巻いたスレッドが緩んでしまうのでコーティングしました。

コーティング液 筆で塗る
コーティング剤は2液性エポキシを使いました。
うすめ液も買ってきました。

2液とうすめ液の比率を1:1:1の割合で計量カップに入れ混ぜ合わせます。 筆で混ぜ、1分ぐらい置いておくと気泡がなくなります。
ロッドドライヤーにブランクサオをセットし、手でぐるぐる回しながら適当に塗ります。
エポキシに計量用のシリング(注射器)が2個付いていますが、 うすめ液用の物は付いていませんので、別途にシリングを購入した方がいいでしょう。

ヘアドライヤで気泡とムラを取る ロッドドライヤで乾燥
塗ったらヘアドライヤの「弱」でコーテキング剤を暖めてやると熱で柔らかくなり、 ダラッと垂れてきます。
そうなったら、熱風を当てながらブランクをぐるぐる回すと、厚みが均一に出来ます。
また、ムラが出来た場合はヘアドライヤーの風で薄い方へ移動させるテクニックも発見しました。

この後ある程度硬化するまで手で回し続けるつもりでしたが、だんだんと疲れてきまして、 速攻でドライヤーを作り上げました。
塗装後、6時間程度でドライヤーは止めましたが、20時間経っても完全に乾いてはいません。

Cガイドの取り付け、コーティング
ガイド取り付け中の写真を取るのを忘れました。
まあ、そんなに難しいことではないから・・・。

3回ぐらい塗らないとキレイに出来ないらしい。

1回目は・・・、
2液と薄目液の比率を「1:1:1」としました。 実は薄め液を少なくして厚めにコーティングしようと思いましたが、 スレッド(糸)に直にコーティングが塗られる1回目は、薄めのシャビシャビ状態の方が スレッドへの染み込みが良いと思い、この比率にしました。
事実、ダラ〜っと乗ってるだけでキレイに染み込んだ感じがしなかったので、 速攻で薄め液を追加してコーテングした次第です。
3〜4日ぐらい乾燥には必要だと思います。

D前グリップの取り付け
エポキシ系のボンドをたっぷりと塗ります。
これは、ブランクとグリップの接着面に「す」が入るのを防止するためです。

グリップが完全に乾いてからアバーを接着します。

Eリールシート部の製作