船頭さんは、常に漁探を見ながら操船し船をポイントに付けるていますが、
イカリを下ろしてのカカリ釣りの場合はマキエを撒いたりしながら、お客さんと一緒に釣りをします。
船頭さんも釣り客も、釣った魚はすべてイケスに入れて活かしておきます。
ただ、ハリを飲み込んだりして死んだり弱ったりした場合は、その場でシメて血抜きをし、
クーラーの中に入れておいた方がいいでしょう。
終了時間となり、港へ戻ると船頭さんがすべての魚をシメてくれます。
船頭さんが釣った魚もシメて釣り客に全てくれます。
ですから、船頭さんの釣りの妨げとなる行為は慎まないと、後々自分が損を
しますよ。
釣果をサオ頭もボーズ関係無しにすべの魚を公平に分配します。
誰が言い出したか知りませんが、これを「師崎方式」と言います。
師崎方式の分配
ジャンケンで順番を決め、勝った順に欲しい魚を選びます。
当日が大漁だった場合は3〜5匹、貧果の場合は1〜2匹と、決めた数だけ欲しい魚を取り、クーラーに入れます。
ただし、自分が釣った魚の中でど〜しても欲しい魚が有った場合は、
1匹だけですが、その魚を優先的に取る権利は有ります。
これは「自由獲得枠」になります。
この権利を行使した場合、ジャンケンで決めた順番の1順目は放棄しなければなりません。
ですから、自分が釣った魚の中で自分で持ち帰りたい魚にはストリンガーで名札を付けるか、
ヒレを切って目印を付けておかねばなりません。
プロ野球のドラフトに似てますね。
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魚をシメる船頭さん |
魚の分配の様子 |
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