第2回 第六天丸
カワハギ(中物)仕立て


冬になったらコレです。
キモパンのカワハギを釣り上げ、薄切りの刺身をキモであえていただく。
おいしいですよ。

で、カワハギのキモが食べたいから「カワハギ仕立て」です。

99年11月 7日(日)の釣行です。
天候・・曇りのち晴天
海況・・・穏やか、のちベタナギ
潮・・・・大潮



船宿
山海・英造丸さんに依頼。

料金
2人まで28000円。(土日料金、エサ、仕掛け込み)
1人増  3000円。

私たちは8人での釣行でしたので合計46000円でした。
1人あたり5750円の計算です。

今回もメンバーのお1人が、お子さんを連れてみえました。
親子(父・息子)で楽しそうでしたよ。
当、第六天丸は親子参加OKです。(ただし、船の定員しだい。)
乗るだけなら、ほとんどの宿が無料で乗せてくれます。

料金の支払い方は帰港後に船宿での支払いとなります

お父さんの釣果で!! イカを持っておおはしゃぎ

出船
この時期は6時30分出船です。
ですが、メンバー全員がそろった直後に港へ移動、乗船となりました。

仕掛け
宿の方の話では、オモリ・仕掛けは用意して下さるとのこと。

しかし、我々は今回の釣りを前にTV番組のカワハギ釣りを見る、HP上で仕掛けの 作戦を練るなど、かなり研究しました。
ですから、カワハギに関しての仕掛けはほとんど自前です。

実釣報告
出船後、船頭さんが
「まず、アジやってみる。大アジが釣れるかもしれんでな。」とのこと。
「カワハギが・・・」と言うと、
「そんなもん、いっくらでもおるでええ。よう釣るかは知らんがな。」とのお言葉。

出船風景 アジ釣り開始

コマセカゴ、サビキ仕掛けと15号のオモリをいただき開始です。
場所は山海テトラのすぐ沖。手漕ぎボートがすぐ近くに。
第1投目を投入しましたが・・・、
当日は大潮で流れも速く、15号では底取りもままならぬ状態。
なんとか底を取り、コマセを振って・・・釣れるんかいな〜・・・と思っていたら、 いきなりガンガンガンと穂先を叩かれ、穂先は海中へ。
緩めにセットしてあったドラグが滑り出したので、やや締めて、引き込みを かわしながらの巻き上げで、上がって来たのは、なんと25cmのりっぱなアジ。

そうなんです。私たちは、カワハギ1本に的を絞っていたので、私を含めほとんどの 友人が「キス竿」でアジを釣っているのです。
これぐらい柔らかいサオで20cmオーバーのアジを釣ると引きが非常に楽しいです。
しかし、なんでこんな海岸近くでこんな大きなアジが釣れるのだろうか!!。
師崎から片道1時間以上かけて大山沖まで行って、もなかなか釣れないのに。

アジ以外にチャリコも数匹上がりましたし、なんと立派な型のウマヅラまで!!
魚探にはかなりの反応が出ていると船頭さんは言いますが、食いはイマイチ。
何度も場所を変え、その度にアンカーを打ってのかかり釣りですが、数が・・・。
開始後2時間程度アジを 釣りましたがムラが有り、なかなか数は伸びません。
「こんで釣れんかったらアジ止めて、カワハギだでな。」
船頭さんもアキラメ気味・・・。

このアジ釣りは、オマケと言いますか、たまたまですが、大アジがまた海岸近くに いたので、我々がカワハギでボーズになると不憫ですので船頭さんの判断で釣らせて くれたのです。

チャリコで笑顔 型が小さいので不服?? 本命カワハギで笑顔


内海沖まで移動し、さあ本命のカワハギ釣りです。
今日は1人25匹、8人で200匹を目標にカワハギを釣ります。
山海のカワハギを釣り尽くそう・・・!!。

私が仕掛けをセットしていると船頭さんが覗き込んでいたので、
「光モノで寄せて釣るんだ!!」と、集奇を船頭さん見せて言うと、
「光モノか!!」と大笑いをされていました。

さあ、第1投目の投入です。
まずは、仕掛け(エサ)を底にはわせ、集奇を揺すりカワハギを集めます。
強欲なカワハギが光モノに誘われ寄って来た時に、スーッと仕掛けを上げます。
エサが目の前を通過するように、ゆっくり仕掛けを上げます。
すると、エサが逃げると思い込んだカワハギが思わずパクリ。
船上の私にはクッ・クッと小アタリが感じられ即アワセ。

本日1匹目のカワハギをゲット、思わず声も出てしまいました。
型は手のひら級とやや小さいですがキモでパンパンです。
「もっと大きいのはおらんの?」と船頭さんに聞いたら、
「大きいのは釣られてまったわ。10月からカワハギ釣っとるでな。」とのこと。
納得してしまう私・・・。

25cmオーバーの大型も交じり、それなりに釣れています。
ただ、かなりムラが有るのと型がやや小さいのが残念。
「くそ〜、エビの皮だけ残してキレイに食ってやがる・・・。」
エサ取り上手のカワハギに一喜一憂、悪戦苦闘。
歓喜と落胆の入り混じる船上です。
なんとか退屈しない程度にカワハギと遊べましたが、ただポイントが狭いのか
「エサもなくならん」とブーイングも起こりました・・・。

終了間際に船頭さんが、
「ここはアオリもおる」とか言い出して、仕掛けを取り出しアオリイカ釣りを開始。 私の隣で・・・。
そしたら、アタリが有るではないですか!!。
何度目かの引き込みのあと巻き上げましたがバレてしまいました。
そして数度のバラシの後、貴重な1匹を船頭さんが釣り上げたのです。
これに船内はどよめきました。
たまたま、仕掛けを持っている者、エギを持っている者がアオリ釣りを開始。
そしたら、二人とも釣ってしまうではないですか!!。

アオリイカ

結局、アオリイカを3匹釣った所でタイムアップ。
カワハギは予定の1/3程度の釣果。
おまけの大アジが60匹程度ですか・・・。

釣果の分配
12時、沖あがりです。

堤防へ戻り釣果の分配です。
まず、アオリイカは釣った人がもらいました。
船頭が釣った1匹は、わざわざ大津より参加された方へ進呈です。

俗に「外道」と呼ばれる魚も、釣った人の責任で持って帰っていただきました。

アジ・カワハギは公平(適当?)に分配です。

釣果分配中 宿に戻っての歓談

当日の私のタックル
私が持参した道具は、サオがダイワ入船20号の2.1m+PE3号、同15号+PE2号 の完全なキスなどの小物用です。
実釣では20号の方を使いました。
ハリは特に食い込みを良くするため、丸セイゴの8号のハリを使いました。