第5回 第六天丸
カワハギ釣り(乗合船貸切)

乗合船貸切でのカワハギ釣りです。
南知多豊浜・幸榮丸さんのご協力で開催いたしました。

00年11月11日(土)の釣行です。
天候・・晴れた
海況・・大シケ
潮・・・大潮



船宿
南知多豊浜・幸榮丸さんに依頼。

貸切(12万円)と乗合形式(1人6千円)のどちらかの料金形式が選択可能。
私たちは18名で「乗合形式」でお願いしました。

「貸切」の場合、貸しサオが無料・帰宅時用の氷無料とかのサービスが有りますが、 「乗合形式」の場合は通常の乗合方式とまったく同じです。

ただ、乗合である以上は他のお客さんが乗る可能性も有るとのことでしたが、 今回は大人数でお願いしたので、私達のグルーブだけの貸切状態でした。

料金
通常乗合と同じ1人¥6000円。
仕掛け1個・エサ・氷付き。

出船
午前便の乗合が帰港後、船の掃除、船長さんの昼食を超特急で行い1時ちょっと前の出船でした。

しかし、前日夜に「海況が良くないので前半カワハギ、後半アジにしたら」と、 我々の釣果を心配し船長さんがメールを入れてくれました。

当日は天気は良いのですが強風のため波が非常に高く、カワハギ釣りには不向きな海況。
午前中の乗合から港に戻った船長さんに、
カワハギを釣りに来たのだから「狙いはカワハギ1本」と昨夜のメールの返事を。
「う〜ん、みぃ〜んなボウズだ!!」と船長さんも呆れ顔。

全員集合!!

仕掛け
船宿仕掛け。
ただし、私はオリジナル仕掛けを使用。

実釣報告
午後1時少し前の出船です。港の堤防を出ると外は大荒れ。 この中を船はポイントへゆっくり進みます。

時おり大きく揺れながら漁礁に到着、さあ釣り開始。
しかし、大波と強風により大きく揺れる船、これはカワハギ釣りには致命的です。
アタリがまったく取れません。
船長さんは漁礁の上だから底から1〜2m上げないと直ぐに根ガカリするとアドバイスを送ってくれますが、 揺れのため底取りもしずらく、あちらこちらで根ガカリが多発。皆さん苦戦されております。
私は底取りに苦しんでアタリを取るどころでは有りません。 それに加え、あまりの揺れのため船酔い気味になってきました。
その様な状況の中でも船中で数枚のカワハギが上がりました。

釣果が思わしくないためカサゴも釣れる西度合に移動。
しかし、この場所は波、風とも一段ときつく船はさらに大きく揺れ釣果も上がりません。

最後には師崎に戻り水道管での釣り。
ここまで戻ると多少は波も小さくなり、ちょっとは釣りやすくなります。
しかし、ここも漁礁の真上。ちょっと油断するとすぐに根ガカリ。 ここまでボーズの私は根ガカリにビビッてはいられません。
なんとしてもキモが食べたい私は、たとえの1枚でもカワハギを手にしなくてはなりません。
ですから当然ベタ底に仕掛けを落とし、カワハギを誘います。
何度も底を攻めてやっとカワハギの反応を穂先に感じました。

さっそくエサを付け替え、仕掛けを落とし誘います。
全神経を穂先とサオを持っている左手に集中し、カワハギからの反応を待ちます。 「トン」と言うカワハギからの信号を受け即アワセ。
やっと掛けました。
あとは根ガカリを避けて上げるだけ。水面から出てきたカワハギを見て、やっと一息。 そして2枚目を狙いすぐに仕掛けを入れ直し。 アタリを感じてアワセを入れましたが、巻き上げ途中で漁礁に根ガカリ・・・それまで。

これが美味い!!

そうこうしているうちにタイムリミット。
午後5時近くなり、あたりも薄暗くなってきたので釣り終了です。
港に戻り、「いや〜、今日はダメでしたねぇ〜」と雑談、船宿よりお土産を頂き解散です。
帰路、仲間の長老よりカワハギを1枚頂き、私の釣果は2枚となりました。

当日の私のタックル
このカワハギ釣りのために私が作った仕掛けは、 ハリがチヌの0.5号と丸セイゴの8号、ハリス2号5cm。
これを15cm間隔で3本幹糸につけますが、幹糸にはハリス止をめをつけてハリスを固定します。
これは、エサ取り上手なカワハギに極力ハリを飲み込ませて釣るための小さいハリと、 硬いクチからハリを外すのが面倒だから、ハリスごと交換するのが楽に行えるようにとの作戦です。
サオは2.7mと2.1mの2本。
道糸にPE3号、2号を巻いリールを準備、実釣は3号を使用。

注意
今回は幸榮丸の船長さんにかなり無理をお願いしました。
午後出船と言い、悪天候の中で釣果が望めないと判りきったカワハギ狙い、 船中かなりの人がボーズです。
でも、釣り上げたカワハギはキモがパンパンでとっても美味しかったですよ。
カワハギは冬が旬。好天の日を選んで出かけかれてはいかがですか。
ただし、カワハギ釣りは腕の良し悪しで釣果が左右されます。
ビギナーズラックは望めませんよ。