第3回 第六天丸
カサゴ・メバル・大アジ(乗合船貸切)

丘の桜を眺めながらの花見カレイ・・・のつもりが、
カレイの釣況がイマイチのため当日2日前に急遽変更。

で、サビキになりました。

00年 4月 9日(日)の釣行です。
天候・・晴れたり曇ったり
海況・・・中盤より風が出て波高が高くなる
潮・・・・中潮(08:24満潮)



船宿
師崎・昭徳丸さんに依頼。

今回の主目的は海から陸の桜を眺める「花見」が主目的でした。
ですから花見カレイと言うことで近場のカレイ釣りをお願いしていました。
ただ、船宿からはカレイが釣れない場合のことを聞かれていましたので、
「その場合の釣り物は船頭さんに一任する」
とお願いしました。

実際、釣行日の二日前に船宿より電話が有り、
「カレイでは釣果が望めないのでメバル・大アジに変更してはどうか・・・」
とのこと。
もちろん、船頭さんに一任すると言ってありましたので、釣り物の判断はお任せしました。

料金
乗合船貸切の場合、季節・船の大きさによって変ってきます。

エサ・仕掛け・貸しサオ・氷つき1船いくらで貸切ました。
実釣時に根ガガリ、オマツリで仕掛けを切った場合の仕掛け代金も込みでした。

今回は、私の船釣り仲間、波止釣り仲間の合同オフ会ということで、遠くは大阪、滋賀 から参加されたメンバーもおります。
私たちは20人での釣行でしたので頭数割です。

全員集合!! 朝の訓示

出船
この時期は乗合船は7時00分出船です。
ですから、私たちは6時集合受け付け、6時30分乗船としました。

仕掛け
仕掛けは宿の方で用意してくれます。
(今回はアミエビこませのサビキで、下針に冷凍ハゼ、冷凍白魚をつけました。)
これは乗合船と同じですが、貸切の場合は、仕掛けを切った場合でも船内で無料で 頂けましたし、貸しサオも無料でした。

ですから、頭数さえ集めれば乗合より割安ですね。
しかし、貸切の場合はこちらからのキャンセルはゆるされません。
天候不順で出船不可能な場合(船宿が判断)以外は必ず乗船しなければいけません。

実釣報告
定刻出船、20分ほど走って釣り場到着。
まずは西度合での釣り開始です。
カサゴ狙いにサビキの一番下針に冷凍ハゼ、その上2つの針は冷凍白魚をつけメバル狙い。

さぁ、船長さんの合図で一斉投入!!。
「底からちょっと上に反応が出ている。オモリが底についたらリールを5回ほど巻いて!!。」
「カゴ(こませカゴ)は振らんでもエエでな!!。コマセがチョロチョロ出る程度でエエから。」
船長さんのアドバイスが船内に流れる。

船内ではパラパラと小アジが釣れだした。
時おり、メバル・カサゴも交じる。私も小アジを数匹釣った。

私はメバル欲しさに仕掛けをゆっくりと2m程度巻き上げ、そして待つ。
これを水面10mあたりまで行い、また底へ仕掛けを落とす。
数回繰り返していたら待望のアタリ、メバルだ。
追い食いを待たずに巻き上げ、水面から出てきたのは18cm前後のメバル。
今度は底やや上でアタリ。今回は追い食いを待つ。
確実に2匹掛かったところで巻き上げ、また20cmをチョイ切る大きさのメバルと やや小ぶりの15cm程度のメバル。

しかし、メバルはこの後かかってくれない。
隣の釣り座の友人が大物を掛けたらしい。水面直下でバラして悔しがっている。
魚体が光っていた・・・とか。大アジが回ってきた。
船内のあちこちでパラパラとだが大アジが上がりだした。
「あ〜、バレた〜!!」
「ダブルだ〜!!」
船内に活気が出てきた。
私にも待望のアタリ、追い食いを待つ。
2匹以上かかったので巻き上げ開始。しかし、アジ同士が引っ張り合いをしたのかバレて しまった。
気を取り直して仕掛けを投入。アタリが出た。
今度は確実に・・・と思い、追い食いを待たずに巻き上げ、30cm前後の大アジを確保。
しかし・・・、この後サッパリ。

船中全体的に釣果が上がらなくなったの見て釣り場移動。
菅島近辺の海域へ。

船長は魚探を見て、魚を追ってか移動を繰り返すが、反応は有るらしいが魚が口を使わない。

そうこうしているうちに、気分が悪くなってきた。船酔いだ。
時計を見たら、まだ10時30分。
酔いがキツクなりサオ入れも不可能な状態に。
確かに私は船酔いはするが、いつもは一時的なもので時間が立つか、船が走り出せば 治るのが今まで。
しかし、今回は違う。ハンパじゃあない。気持ち悪りぃ〜。
私が釣りを止めた後、船長は船を神島の北西あたりまで戻し、お土産用の小アジ釣り。
それにも私は参加出来ない。

時計を見たら11時30分。
そして・・・限界を感じた。とうとう逆噴射をしてしまった。
その後も立て続けに逆噴射、もうダメ!!。

ただ、私も釣り師の礼儀はわきまえているので、皆が仕掛けを下ろしている間は 水汲み用バケツに顔を突っ込んで嘔吐。
仕掛けを上げて船が移動している間にバケツの中身を海に捨てた。
ただ、口のうがい程度は仕掛けを下ろしている時にも許してもらった。

タイムアップで釣り終了となった時、なんとか自分の道具を片付けてキャビンに 転がり込み・・・果てた・・・。
開始直前の船内 神島をバックに 実釣開始
帰港
12時30分、沖あがりです。

それから30分ほどで港へ帰着です。
岸壁では船宿のおばちゃんたちが、手洗い水、タオル、お茶、ハンペンや茶菓子を 用意して待っていてくれます。
毎度のことながら、ここでの「いっぷく」は疲れが取れます。
おばちゃんたちも釣果を尋ねたりして声をかけてくれます。

ここで幹事の私は船宿より参加者全員へのお土産(参加賞?)の海苔を預かりました。
10分ほど岸壁で休息をとり、船にまた乗船。
今度は船で駐車場まで送ってもらいました。

港に戻りお茶とハンペンを頂く

当日の私のタックル
私が持参した道具は、サオがダイワHX岬T30号310I+PE3号200mの 完全なアジ狙いの柔らかいサオです。

しかし、サオはともかくリールを小型の胴突きを使ったのが失敗でした。
60号のオモリとコマセカゴを水中から巻き上げるだけでドラグが滑ってしまいますし、 巻いても巻いても仕掛けが上がってきません。
もう少し大きめのリールを持参すれば良かったと反省しております。