サバ釣り
(99年 7月、現場乗船確認)


5月の下旬あたりに、大山沖に、大型のサバがやってきます。
大きさ40cm前後の大サバです。1人20〜40本は釣れます。




釣期と釣り場
釣り場は、神島の周りや、神島を超えてさらに15〜30分ほど走った場所となりります。



仕掛け(道具)とエサ
2.7〜3.1程度の胴付き用の30〜50号程度のサオがよいかと思います。
船宿で支給されるオモリは60号です。
30号負荷表示のサオでも十分にサバと引っ張り合いが可能です。
もちろん、船宿で借りるサオでも十分です。
ただし、胴調子のサオは適しません。
柔らかすぎて、のされてしまい、オマツリの原因となります。

仕掛け(サビキ)も船宿で支給されるもので十分です。
ただ、サバは水面近くでハンパじゃ無いほど横走りしますので、これまたハンパじゃ無い 大オマツリが頻発します。
100円玉を10個以上は持参して下さい。

クーラーは中型は必要と思います。
運がいいと40cm前後が40本前後釣れます。
これだけでクーラーがいっぱいになりますが、帰港時に帰宅用の氷を頂けますので、 クーラーが小さいと困ります。。
だた、あまり大きすぎると船内の置き場に困ります。

その他、実釣時用のカッパ、帽子、サングラスと帰宅時用の着替えは用意された方が よいでしょう。
また実釣時用の手袋も必要かと思います。
日焼けに対する対応も必要です。
着替えですが、カッパを着ているだけでかなりムレてしまいますので、 必ず持参された方がいいと思います。

私の道具
サビキですと仕掛けが長いですから3.1mのサオが欲しいとこです。
サオ30号先調子2.7m
リールカウンター付き中型両軸リール
道糸PE4号300m
クーラー28リッター
仕掛け船宿仕掛け



実釣解説と注意点
現場に着いたら、まずバケツに水を汲んで下さい。

リールのドラグを締めて下さい。
引きを楽しもうなどとは考てはダメです。
かかったら力ずくで船内に引きずり上げて下さい。
水面での横走りはハンパじゃあ有りません。
水面まで巻き上げたら必ずイッキに引き上げて下さい。

時々ですが、カツオの群れに当ることが有ります。
カツオはサバ以上に走ります。
しかも、サビキに2〜3本以上掛かることが有りますが、こうなるとサオはのされっぱなし で、オマツリが大発生します。

オマツリが発生したら、その程度にもよりますが仕掛けを切るぐらいの覚悟は 必要です。
この場合、魚がかかっていたらまず魚を外します。
次にオモリとマキエカゴを外し、道糸より仕掛けを外します。
くれぐれも、外した仕掛けを海に捨てないように。

投入した仕掛けが底に着く前に止まることが有ります。
これは、サバがハリに食い付き仕掛を止めたのです。
すぐにリールを巻き上げて下さい。

追い食いは絶対させていけません。
大型のサバ1本でもサオをのされる事があるのに、 これが数本掛かったら確実にオマツリします。

実釣ですが、オモリが底についたら2〜3m仕掛けを巻き上げ、そこでサオを しゃくってマキエをまきます。その後、サビキがマキエの中に入るように1〜2m ほど巻き上げアタリを待ちます。

アタリは手元まで明確に伝わってきます。それほど大きなアタリです
アワセなど入れる必要は有りません。イッキに巻き上げて下さい。

アタリが有った場所(深さ)を覚えておき、次回からはその場所を重点的に攻める ようにした方が効率がいいです。
貸しサオで、リールにカウンターが付いていない場合は、底からリールを何回巻いた かを覚えておきましよう。

釣ったサバですが、確実にシメて潮氷で冷やしましょう。
このシメ方は下(↓)に記載しました。

当日配られたコマセ



サバ(サビキ)釣りでの注意点
まず服装ですが、帽子、サングラス、手袋、カッパの上下と長靴、帰宅時用の着替えは 持参された方がいいでしょう。

カッパの上下と長靴、帰宅時用の着替えの必要性
マキエにアミエビコマセを使います。これが衣類や靴につくと非常に臭いです。 また、魚をシメたりする場合に魚の血も付きます。
晴天時や夏季などにカッパを着込んだ場合、内部は非常にムレ、汗とコマセの入り混じった 悪臭がします。この状態で車に乗りますと、シートが汚れるのは当然ですが、 車内に悪臭漂い気分が悪くなります。
着替えた服、カッパ等はビニール袋に入れ、ふた付きのバッカン等にいれ密封状態 にしておかないと、ハンパじゃあない悪臭がします。

帽子、サングラスの必要性
自分で気をつけていても、周りの人が立てたサオからコマセが頭の上に振ってくる 場合も有ります。この場合、帽子をかぶっていないとナンともなりません。
また、晴天時の海面からの照り返しはとてもキツイです。サングラスで目を保護 しておいた方がよいでしょう。

手袋の必要性
はっきり言いまして、手の皮が分厚い人には不要です。
海水で手を濡らしていると、手のひらの皮がだんだん柔らかくブヨブヨになってきます。 この状態で釣り上げた魚を船内に入れるため幹糸を引っ張りますと、糸が皮に食い込み 手の平の皮が切れてしまいます。これは非常に痛いです。
また、魚を握った場合のヒレなどで刺す場合もあります。これまた非常に痛いです。



釣った魚の保存
釣った魚を美味しく食べるためにきっちり保存しましょう。
長期が盛夏でサバは痛みやすい魚ですから。

シメて血抜きを
釣り上げたら、エラの部分から折ってシメます。(即死させる。)
そして、海水を汲み上げたバケツに頭から入れて(バケツの中で逆立ちした状態) 血抜きをします。
こうする事により、魚のいたみの進行を遅らせることが可能らしいです。
10〜20分ほど血抜きしてからクーラーに移します。

クーラーに海水を入れて冷やす
クーラーには釣り開始から2時間程度したら海水を入れて下さい。
(当然ですが、クーラー内には氷は入っています!!)
もちろん、汲み上げたばかりのきれいな海水です。
入れる量は、クーラー内の一番上部に位置する魚がひたる程度です。
魚が増えるにしたがって、随時海水を追加しますが、絶対に入れ替えないで下さい。 血で汚れても、そのままの海水にしといて下さい。
せっかく冷えている海水を入れ替えると、 保存効果が落ちてしまいます。
もちろん、帰港し帰宅する時も海水は入れっぱなしです。

クーラーに海水を入れてたく無い場合
海水を入れることを嫌う人もいますが、帰港するまでは入れておいた方が魚がよく冷えて 保存効果が上がります。
どうしてもイヤな場合は、帰港してから、魚が十分冷えていることを確認してクーラー内の 海水を抜き、砕いた氷を魚の上に入れます。
海水を抜いた場合はこの氷が溶ける毎に、水を捨てて、魚が真水にひたらないようにして 下さい。
クビを折ったサバ