メバル
(03年 2月、現場乗船確認・記載内容修正)


カサゴと時期を同じにして船が出るようになります。

メバル乗合と言いましても、朝の早い時間帯(せいぜい10時ぐらいまで)にメバルを釣り、 その後はカサゴ釣りに変更となります。

仕立では終日メバルを釣らせてくれるみたいですが、大勢が乗ってる乗合の場合は ポイントや潮の関係か、時間がたつとサッバリ釣れなくなってしまいます。

「春告魚」と言われるように、春先からが本番で、この時期になると大型が釣れだします。



03年2月、メバル釣りにて


仕掛けとエサ
氷1個と仕掛け1セット(オモリ50号1個、仕掛け1個)は料金に含まれていますので、 受付時にもらえます。
釣ってる時に根ガカリで切って仕掛けが無くなった場合、船内で購入できます。

メバルの仕掛けは、長ハリス(40〜50cm)の4〜5本バリを使います。
根ガカリでハリスを切ってしまったり、ハリスがよりでチリチリパーマー状になってしまうので、 メバル針10号にフロロカーボン1.5号を60cmほどをつけた替えハリを 5〜10本個程度作り持参することをお勧めします。
今の仕掛けはビーズ仕掛けを使っていますので、エダスの取替えが非常に簡単で楽です。

自分で気に入った仕掛けを持参してもかまいませんが、仕掛けのハリ数、ハリスの長さなどは オマツリ防止のため、ある程度の決まりが有ります。
オモリに関しては船内統一が絶対条件になっています。

エサは船内で配られます。
活エビ(モエビ)、冷凍ハゼ、コウナゴ、白身魚の切り身、冷凍イサザなどが使われます。 使いきってしまった場合は再度いただけますので、エサをケチって使う必要は有りません。
また、自分で気に入ったエサを持参してもかまいません。

船宿仕掛け



道具
初めての方は船宿で借りるのが良いと思います。

サオは30〜50号負荷の胴調子、2.7〜3.1mを使われてる方が多いと思います。
メバル・カサゴのエサ釣りは、エダ針がせいぜい4本ですから 外ガイドでインナーガイドもかわまいでしょう。

私は、カサゴ釣りとの併用のため30号の先調子を使っています。
長さは2.7m。4本針程度の仕掛けの場合はこの長さが使いやすいので、 私はイチバン気に入ってます。
最近は外ガイドのサオを使うようになってきましたが、風が強い日など、 ハリスがサオに絡み手をやくことがあります。この点を考えるとインナーの方が良いかも知れません。

正確に言うと、先調子よりも胴調子の方がメバルの食いが良いと思いますが、 カサゴ釣りに切り替わった場合、胴調子は底取りがしづらいので、 私は先調子をメインに使っています。
よって、30号3.1mの胴調子も持っていますので時々使っています。

リールは船用の胴突きリール。
道糸はPE3〜4号を200mも巻いておけば十分でしょう。

クーラーですが、私は14リッターものを使っています。
このサイズですと、船宿でもらう氷が入と自分の食料も入ります。
カサゴやメバル釣りにはそんなにデカイ物は必要ないかと思います。



釣り場
釣り場は天気さえ良ければ伊良湖水道、神島付近まで出かけます。
大型を釣るならば伊勢湾口まででかけなければなりません。

天候不順の場合、師崎近辺での釣りとなります。

釣り場の様子(遠くに見えるのは神島)



実釣解説と注意点
まず、エサの付け方。
これをいい加減な付け方をしますと、エサが水中でクルクル回り、ハリスがちぢれ 幹糸に巻き付いたりします。こうなると、まず釣れません。
シッポをハサミで切り取り、そこからハリを入れてハラで抜きます。ハリに付けた エビがまっすぐならばOK。「くの時」に曲がっていたら、やり直しです。
わからなければ出船前に船長さんか助手さんに必ず聞いておくことです。

実釣ですが、水深30〜50m位の、カケアガリや根を流したりしますので、底取りをしっかり 行い、仕掛けを常に海底より2m程度上にあるようにして下さい。

以下は私流の釣り方です。
船長さんの合図で仕掛けを下ろします。
底取りをしたら、仕掛けを2mほど巻き上げます。
その後、サオをゆっくり2回ほど上下させ軽くサソイを入てアタリを待ちます。
もし、アタリが無ければ2mほど仕掛けを巻いてまたサソイを入れます。
それでもアタリが無ければ、上記動作を繰り返します。
これを3回(6m分)やったら、再度仕掛けを底まで落とし、繰り返します。

アタリは明確に出ます。
大型になるとクチのまわりが結構硬く、なかなか針が通りません。 巻き上げ中に外れる場合も有りますので、軽くアワセを入れておいた方が良いでしょう。

1匹かかったら「追い食い」をさせます。
これも私流の方法ですが、1匹目が掛かってから5mほどゆっくり巻き上げるだけです。
その5mの間に引き込みが有ったら2匹目、3匹目が掛かったと思って下さい。
ただし、バラシの原因になりますので、ぜったいに道糸を送り込まないとこ。
あとは、バラシに気をつけて巻き上げるだけです。

仕掛けを下ろす時、指でリールの回転にブレーキをかけゆっくり下ろすことを時々 行ってみて下さい。
思わぬ上層に群れている場合があります。
この場合、道糸のマーキングかリールのカウンタでその水深を覚え、 その水深を攻めてみるとよいと思います。

防寒対策 は必須です。
真冬の1〜2月でも、風さえ吹かなければ非常に温かいのですが、風が出たり、 日陰になったりすると恐ろしく冷えて来ます。
暑ければ脱げばいいだけですから、防寒衣は必ず持参しましょう。

くどいですが、「ちぢれたハリス」は必ず取り替えてください。
ちぢれたハリスはメバルは食ってきません。カサゴよりはるかにシビアです。

釣果の一部